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THE AVIATOR

実は日曜日に見た映画のレビューになってしまうのですが、今回はアビエイターを鑑賞。
監督はマーティン・スコセッシ。主演、レオナルド・ディカプリオ。前作「ギャング・オブ・ニューヨーク」に続いてのコンビで、今回ディカプリオはプロデューサー業にも参加しており、作品自体も総制作費150億円をかけた力の入った大作映画になっている。

キャストにも、スタッフにもかなりのビックネームが揃って、それだけでもこの映画にかける思いが伝わってきた。
制作にはマイケル・マン(『ヒート』・『アリ』・『コラテラル』監督業)、グラハム・キング(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)。撮影監督にはリチャード・ロバートソン(『JFK』)、脚本には『グラディエーター』・『ラスト・サムライ』のジョン・ローガンが参加。音楽にはハワード・ショア。もちろん、スコセッシ・ファミリーのセルマ・スクーンメーカー【編集】。絵となるキャストにはイアン・ホルムやジョン・C・ライリー、アラン・アルダ、それにウィリアム・デフォー、などが脇を固めていて、ほかにもジュード・ロウ、アレック・ボールドウィンも参加。またこの映画で、アカデミー助演女優賞受賞、ケイト・ブランシェットがキャサリン・ヘップバーン役を演じているのだが、顔は似ていなくても雰囲気やしゃべり方など、往年のキャサリン・ヘップバーンを思い出すくらいに、すばらしいパフォーマンスをしている。

物語は世界一の富と名声をもったハワード・ヒューズという男の話。舞台は1927年から20年間に集点を当てた彼の人生を描いた作品。
採掘などで財を成した父の莫大な遺産を引き継いだ若干20歳のハワードは単身ハリウッドへ。父の遺産を元に映画『地獄の天使』を制作。総制作費380万ドルのこの映画は空中戦撮影のためカメラ26台用意しスタントも自らこなし、過去に例のないアイデアと撮影方法で、大ヒット。一躍時の人となる。映画ではさまざまな話題を振りまき、キャサリン・ヘップバーンやエヴァ・ガードナーらと恋に落ちる。ショウビズ界のみならず、自ら航空会社を設立。世界最速の飛行機を製造するだけでなく、自ら飛ばしてしまう破天荒な一面も見せる。その後TWAを買収し、国際線を独占するパンナムとの熾烈きわまる争いなど。成功と挫折、恐怖と波乱に満ちた人生の先に待つドラスティックなラストとは。

感想。
最近の映画には珍しく、市民があこがれる生活や夢、現実には手の届くところにないモノがスクリーンに映し出されているようで、大変華々しく感じた。一人の人間が成功の果てに見る寂しさや悲しみが胸にジンときた。
映画の中に出てくる「way for the future...」というフレーズは、僕らにも投げかけているような言葉にも感じ、未来への希望と夢、そしてそこに対する責任を一人一人背負っていかなければならない重さみたいなモノもちょっとばかし、考えながら映画館を後にしました。なかなかの作品。

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PAYBACK

花粉症の季節真っ只中、流したいわけでもない涙と鼻水のせいでろくに映画も見れてないなぁ。で、今日は、最近みていないdvdダンボールの中から取り出した一枚。
久しぶりの「PAYBACK」を鑑賞。

主演はメル・ギブソン。今回はいつものナイスガイではない悪役に挑戦。脚本は「L.A. CONFIDENTIAL」のアカデミー脚本家ブライアン・ヘルゲランド。

ある日、ポーターと相棒のバルは大金を奪う計画を図る。そして実行の日、中国マフィアから失敬した金額は14万ドル。きっちり半分でケリがつくはずだったが、自分の女房に背中を打たれ、相棒のバルの裏切りにより全てを持ち逃げされてしまう。残ったものは命のみ。5ヵ月後、瀕死の状態からはい上がったポーターは、自分の取り分、7万ドルとバルの命をもらいに町に舞い戻ってくる。復讐の前に立ちはだかる大きな組織。後ろには、おこぼれを狙うハイエナが群がるようになる。唯一の味方はイイ女と一匹の犬のみ。はたしてポーターたちの行方は。。。

作品の冒頭の主役ポーターは欲を張らず自分の領分を弁え、与えられた中で満足できるタイプの人間なのだが自分の人生を滅茶苦茶にされたことで、中盤には作品に弾みがつくのか、だんだんエスカレート・エスカレートしていく様がとてもよく描かれている。また、理にかなわない事を嫌い、貸し借りはハッキリつけるタイプでそういったパートも面白く描かれている。

かなりハードボイルドな映画だが、コミカルな演出も入っていてなかなか面白かった。脚本はかなり面白く、舞台設定もよく、キャストもすばらしい。また、今は亡きジェームス・コバーンが中堅どころのボスを演じているのだが、すばらしく良かった。特に舞台の中、「7万ドル?、そりゃ俺のスーツの値段だぜ!」というセリフは笑えた。
ただ、主役ポーターが瀕死の状態や危機的状況になる場面があるのだが、メル・ギブソンが演じていることで、観ているこっちが「どうにかなるでしょ。どうにか。。」という気持ちになりかけることがあった。

原作は”The Hunter”というリチャード・スターク著の作品。本は読んだことがないが、面白いフィクション作品に違いないと期待が持てる。

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エターナル・サンシャイン

今日は、14:05分の回の『エターナル・サンシャイン』を観てきました。
監督:ミシェール・ゴンドリーと原作チャーリー・カウフマンコンビで観ていて、互いのカラーが出ていて良かったと思います。ただ、内容やストーリー展開は話を書いているだけあって、チャーリー・カウフマンらしい仕上がりでいくつかおいてかれそうになった場面がありましたが、コンドリー・カラーで表現されたカウフマンの種はうまく花が開いた感じがしました。

主演:ジム・キャリー/ケイト・ウィンスレットでその脇を固めるのがイライジャ・ウッドやキルステン・ダンストなどです。『ヒューマン・ネイチャー』コンビの第2弾でありますが、僕はこれは映像がきれいで、CMやミュージック・クリップなどを作っている監督さんだなと、改めて感心させられました。ゴンドリー監督とカウフマンの懐の深いラブストーリーでした。セリフはチャーリー独特な雰囲気で、面白かったです。

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大統領の理髪師

今日はおかしな天気に出くわした。日中、晴れているのにポツポツと雪が降ってきたのだ。面白い天気があるのだなぁーと関心した。話は変わって今日の映画の話。今日は、ル・シネマにて15時05分の回の韓国映画『大統領の理髪師』を鑑賞。

イム・チャンサン監督の笑いを取り入れた、演出がとても好印象を与えてくれた。
ひとことで、良質の喜劇。韓国の60年代から70年代が舞台で、韓国「圧政」の時代を疑いもなく全面的に信じる事しか知らなかった、素朴な理髪師一家の物語。

ごく普通の理髪師だったが、大統領のいる町に生活していたことで、大統領専属理髪師、室長にされてしまう。純粋に大統領に仕え、政治や権力とは無縁の理髪師と彼の家族を不条理な社会と現実が絶望へと押し流してしまう。しかし絶望のそこから彼の勇気と家族に対する愛が希望という芽を芽生え始める。

そんな彼の勇気と愛に、普通だけど、どこにでもいるただの理髪師じゃない、人間味あるおとうさんの姿が観れて、とても満たされた気分になって、映画館を後にすることが出来た。

最近見た、映画『シルミド』も、同じ時代背景で展開されていく話であったため、より気持ちが映画に入れたのかもしれない。

ソン・ガンホの強烈なイメージが頭に残っている。『シュリ』や『JSA』・『殺人の追憶』などのイメージとは違い、人間味ある愛らしい役も出来る幅広い役者だなと感じた。ソン・ガンホはコミカルだが深みのある演技がカタにはっていた。

とてもよかった。たまにクセになる映画に出くわすことがあるが、この作品はまた何度か見ることがあるだろうなぁと思えた映画の一つになった。

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アカデミー賞が終わって・・・

先日、発表になったアカデミー賞だが、期待通りというか、アカデミーらしい結果になって多少の喜びもあるが、何のインパクトも受けなかった授賞式に、つまらなさを感じたのは、僕だけではないと思う。
確かにイースト・ウッドは個人的には好きで実力のある映画だと思うし大変うれしいのだが、ちょっとここいらで観客の予想を裏切ることをしてやろう!と思われる選抜があってもよかったんじゃないかと思った。
来年はもっと幅の広い選抜に期待!!

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